
一つ、よい結果が届いた。数十年どうしても自分にはなかったもの、誰もが当然のように持っていて自分にはなかったもの。来週の結果はまた別として、どうにか乗り越えた。
そして気づいたことがある。誰もが生きることすらやめたくなるような様々なことがあり、ぼかんとするだけで言葉も出ないと多数の人は口にするのに、いざ何かを形にしようとすると「そんなこと無理だよ」といったニュアンスのことを言ってくる。誰もが乗り越えられないような事故みたいな物事は乗り越えられても進むために乗り越えようとすると無理だとな。小さく溜め息をつき、でもいちいちそんなこと気にしていても仕方ないと切り替えて、そっと目を閉じた。
不条理と理不尽が土砂で崩れてきたような二十年。それでも今夜は、すこし生まれ直した気分だな。